絶えぬ献花 消えぬ「なぜ」 川崎殺傷事件1カ月

2019年6月28日 16時00分

殺傷事件発生から1カ月を迎え、現場付近で手を合わせる男性=28日、川崎市多摩区で

 川崎市多摩区でスクールバスを待っていた私立カリタス小の児童ら二十人が殺傷された事件から、二十八日で一カ月となった。事件現場を訪れた人たちが花や飲み物を供え、犠牲者を悼んだ。
 台風3号の雨が上がった朝、事件が起きた七時四十分に合わせて現場を訪れた同市中原区の男性会社員(56)は花束を手向け、手を合わせた。「どうして子どもたちが事件に巻き込まれたのか。今も強く疑問に思う」と話した。同小を運営するカリタス学園法人本部によると、多くの人が献花した現場に「これまでのお気持ちに感謝します」と記したプレートを、七月一日に設置する予定という。児童は現在、バスや徒歩、保護者の車で学校に通い、学校側は通学路の警備や見守りを強化している。
 事件は五月二十八日朝、多摩区登戸新町の路上で起きた。岩崎隆一容疑者(51)が同小の児童と保護者を包丁で襲撃し、六年の栗林華子さん(11)と外務省職員小山(おやま)智史さん(39)が死亡。十八人が重軽傷を負った。岩崎容疑者は直後に自殺し、動機の解明は難航している。 (安田栄治)

関連キーワード

PR情報

社会の新着

記事一覧