シーサイドライン逆走事故 時速20キロ超で衝突か 有人運転で再開検討

2019年6月4日 02時00分
 横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の新杉田駅(同市磯子区)で自動運転の車両が逆走した事故で、運営会社は三日、車両が時速二十キロ以上で車止めに衝突したとみられることを明らかにした。車両連結器や車止めの破損状況から推定した。全車両にあるモーターが一斉に逆に動いたとみられ、全ての連結器が破損していた。
 運営会社は同日から事故車両の調査を開始。運輸安全委員会の鉄道事故調査官と共に、自動列車運転装置(ATO)の車両側の機器などを調べる。
 運営会社によると、車止めは衝撃を吸収するために油圧式ダンパーで支えられており、ダンパーを固定する金属製のボルトが壁から浮き上がり、油が漏れた痕跡があった。
 シーサイドラインは車両に運転士がおらず、コンピューターで自動運転する。運行を制御するATOの地上側装置の記録には異常がないことが分かっており、車両側のATOとのやりとりに不具合が起きた可能性がある。
 シーサイドラインは全線運休が続き、運行再開時期が見通せないことから、運営会社は運転士による手動運転での再開も検討し、国土交通省と調整する。
 事故は一日午後八時十五分ごろ発生。新杉田発並木中央行き(五両編成)が約二十五メートル逆走して車止めに衝突し、乗客十四人が重軽傷を負った。

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