シーサイドライン逆走 自動運転システム 車止め衝突 3人重傷

2019年6月2日 02時00分
 一日午後八時十五分ごろ、横浜市磯子区の新交通システム「金沢シーサイドライン」新杉田駅一番線ホームで、無人運転の車両が逆走して、二十五メートルほど先の車止めにぶつかった。
 横浜市消防局によると、九~八十歳の男女十五人が病院に搬送され、うち三十七歳と四十六歳の女性、五十一歳の男性が骨盤骨折などで重傷。いずれも命に別条はない。神奈川県警磯子署は業務上過失致傷容疑を視野に捜査を始めた。
 車両は同駅発並木中央行きの五両編成で、約三十人が乗車。発車時にドアが閉まった後、突然逆方向に走り始めたという。同線は全線で運休し、復旧のめどは立っていない。二日に運行できるかどうかも不明。
 ホームページなどによると、同ラインは市などが出資する第三セクター「横浜シーサイドライン」が運営し、一九八九年七月に開業。新杉田駅と金沢八景駅(同市金沢区)の間の約十一キロを、高架軌道上を走って結んでいる。これまで大きな事故の記録はない。沿線にはレジャー施設「横浜・八景島シーパラダイス」や横浜市立大付属病院などがある。同社の三上章彦社長は二日未明に金沢区の本社で記者会見し、「責任の重大性を痛感し、真摯(しんし)におわびしたい」と陳謝した。
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 運輸安全委員会は鉄道事故調査官を派遣した。国土交通省の担当者は「過去のデータは確認できていないが、新交通システムでの車両逆走は記憶にない」と説明している。

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