入居者死亡 10日超気付かず 兵庫・明石 老人ホームの個室

2019年5月31日 16時00分
 兵庫県明石市の介護付き有料老人ホーム「パーマリィ・イン明石」の個室で暮らしていた男性(91)が五月二十二日に死亡しているのが見つかり、死後十数日経過していたことが三十一日、ホームへの取材で分かった。明石市は施設職員が孤独死に気付かなかった経緯を調べている。
 ホームや明石市によると、防犯カメラ映像から、男性は九日に買い物に出掛けた後は外出していない。二十二日午前、男性が二階にある部屋から出てこないことに事務職員が気付き、室内を確認して倒れているのを見つけた。医師の検案では死因不明だったが、十日ごろに死亡したという。
 男性は〇〇年に妻と入居し、妻は〇四年に死亡。家族からは五月四日に「(男性の)体調が悪い」と伝えられていた。ただ、その後数日は何度も自転車で外出しており、職員らは男性の健康状態に問題はないと認識していたという。
 ホームは神戸市の会社が運営。約九十室に約百人が入居しており、複数の介護スタッフが常駐。男性は医師の往診を受けなかったため、ホームは持病などを把握していなかった。食事提供や新聞購読、週一回の掃除といったサービスも受けておらず、安否確認する機会がなかった。
 二反田幸樹支配人は「大変申し訳ない。部屋の出入りがあるかフロントの職員による確認を徹底して再発防止に努めたい」と話した。

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