かんぽ販売再開 延期 「時期尚早」で方針一転

2019年9月26日 02時00分
 かんぽ生命保険と日本郵便が、かんぽ生命の支店と郵便局で自粛している保険販売について、十月から予定していた再開を延期する方針を決めたことが二十五日、分かった。不正販売問題の実態把握や十分な対策が進まないままでは顧客や現場社員に不信感を与えると判断し、方針を一転させた。
 総務省や金融庁からは、再発防止策が徹底されるまでは時期尚早との声も上がっており、再開は来年一月以降になる可能性もある。
 今月十一日には金融庁がかんぽ生命と日本郵便に立ち入り検査を開始していた。
 販売再開延期は、かんぽ生命と日本郵便が二十五日に開いた取締役会で決定した。親会社の日本郵政の取締役会を経て三十日に公表する見通し。かんぽ生命は七月、顧客対応に専念するため、かんぽ商品の販売自粛を発表。八月三十日に十月からの順次再開を公表した。
 かんぽ生命は、販売再開の根拠として、七十歳以上への勧誘を原則禁止することを新たに決定。問題となった乗り換え契約も禁止することや、顧客の意向に沿わない契約を防止する体制強化を図るとしていた。

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