<新型コロナ>新学期 通常再開へ 県東部自治体が方針 市立小中

2020年3月27日 02時00分
 沼津市は二十六日、市立学校の新学期を予定通りの日程で開始する方針を示した。市立沼津中高は四月六日、その他の小中学校は七日から始める。新型コロナウイルスの感染防止に向け、入学式は出席者やプログラムの規模を縮小して実施する。
 コロナ対策として児童生徒には、せきやくしゃみが出る場合のマスク着用や、登校前の検温などを呼び掛ける。給食時は全員が前を向いて食べることで顔を向かい合わせないようにし、食事中の会話も控えるようにする。
 三月二日からの臨時休校で未履修となっている教科については、新学期の授業時間内や家庭学習などで対応する。中学の部活動は四月八日から校内活動を再開し、二十五日からは対外試合も解禁する方針。
 県東部の他の市の小中学校は熱海、伊東、富士宮市が六日、下田、裾野、御殿場市が七日に新学期を開始する予定だ。 (杉原雄介、山中正義、佐野周平)

◆ピーク時の医療体制議論 初会合、県医療専門家会議

 新型コロナウイルス感染症に関する県医療専門家会議(会長・奈良雅文健康福祉部参事)の初会合が二十五日、県庁であり、ピーク時には六千六百九十人の入院患者が出るという想定で医療体制をどう確保するか議論した。
 専門家会議は県内の感染症や呼吸器の専門医ら九人で構成。冒頭では川勝平太知事が「静岡は往来の激しい地域なので、何が起きるか分からない。集団感染が出た場合にどうするか検討いただいている」と語った。
 会議では厚生労働省の基準にもとづき、ピーク時の外来患者は一万二千三百六十四人、入院患者は六千六百九十人、重症患者は二百二十四人と想定。治療体制をどう確保するか、県内外の病院とどのように役割分担、連携していくかなどを話し合った。一般病棟の活用など医療体制を変更する場合には、同会議が判断することも確認した。 (大杉はるか)

◆一部の中学校則「マスクの色は白」

 新型コロナウイルスの感染拡大で、マスクの品薄が続く中、少なくとも静岡市の市立中学校二校と沼津市の市立中学校三校には「マスクの色は白」と限定する校則や決まりがある。両市への情報公開請求で分かった。文部科学省が示した学校再開のガイドラインによると、児童生徒にマスク着用を促している。
 静岡市教委の担当者は「学校に確認し、校則を押し通すことがないように、指導したい」と話し、沼津市教委の担当者は「日常と非常時は違う。非常時にどのような対応が必要なのか検討し、各学校に指導したい」と述べた。
 感染拡大を受け、現場は柔軟な対応に切り替えている。「マスクをする場合は白色のみ」とする決まりがある静岡市の中学校の教頭は「色があったり、キャラクターがプリントされていたりするマスクでも良いと意思統一している」と話す。四月以降、決まりの撤廃も含めて検討する。 (高橋貴仁)

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