物件手放せば返済免除 スルガ銀 シェアハウス融資問題

2020年3月27日 02時00分
 スルガ銀行(沼津市)は二十五日、シェアハウス向け不正融資問題を巡り、過大な借り入れをした所有者が物件を手放した場合、返済を免除すると発表した。まず昨年九月に東京地裁に民事調停を申し立てていた二百五十七人、三百四十三棟が対象となる。債務額は計約四百四十億円。希望する他の所有者にも同様の対応を取り、問題に区切りをつける。
 スルガ銀では融資の際、審査書類の改ざんなど組織的な不正が横行していた。不正行為に対する所有者への損害賠償として算定した解決金を融資と相殺し、残った貸出債権を投資ファンドに売却した。所有者が土地と建物をファンドに納めれば借金を帳消しにする。
 スルガ銀は「シェアハウス特有のリスクについて十分な分析をせず、不適切な対応があった」としている。所有者側の弁護団は東京都内で記者会見し、山口広弁護士が「多額の負債がある所有者はまだ多くいる。相談に来てもらいたい」と話した。

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