「モンキーベイ」で再出発 野猿の楽園 南伊豆の「波勝崎苑」

2020年3月27日 02時00分

クラウドファンディングへの協力を呼びかける白輪剛史社長(右から2人目)ら=いずれも南伊豆町で

 野猿の楽園として知られながら昨年九月末に休園した南伊豆町伊浜の観光施設「波勝崎苑(はがちざきえん)」が、運営会社と名称を新たにし四月二十四日、「波勝崎モンキーベイ」として開園する。経営を引き継いだレップジャパン(静岡市駿河区)が二十六日、施設改修などの費用に充てるため、四月七日からインターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めると発表した。 (山中正義)

◆支援者にはグッズの返礼品 来月7月~

 波勝崎苑は一九五七年にオープンし、餌づけされたニホンザル約三百匹と間近に触れ合える人気観光地だった。しかし、バブル崩壊後から来園者が減少し経営難に。町から要請を受け、河津町で体感型動物園「iZoo(イズー)」を運営するレップジャパンが引き継ぎ、再生に乗り出した。
 同社によると既に、売店などが入る老朽化した建物二棟の内装や外装の改修作業を開始しており、総事業費は数千万円を見込む。現在、町から支給されているサルのえさ代用の補助金も三月で打ち切られるため、開園に向けた費用の一部をCFサイト「BOOSTER(ブースター)」で募ることにした。
 期間は四月七日正午~六月五日で、目標額は一千万円。支援者には寄付額に応じてタオルなどのオリジナルグッズを返礼品として贈る。モンキーベイのPRに動画配信や応援歌で協力する、人気アニメ「けものフレンズ」の声優ユニット「ちく☆たむ」との交流体験も考えている。
 町役場で会見したレップジャパンの白輪剛史社長は「(CFは)モンキーベイや町を知ってもらうための一つの大きな手段。オープンに向けて着々と動いているのでみんなで盛り上げていきたい」と呼び掛けた。
 入園料は中学生以上千二百円、小学生六百円を予定。年中無休で、初年度は七万人の来園者を目標にしている。

サルを間近で観察できた波勝崎苑。「波勝崎モンキーベイ」として生まれ変わる

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