水産庁長官賞受賞 全国品評会 御前崎の「山精水産」

2020年3月8日 02時00分

全国の品評会で入賞した「しらすチップス」

 御前崎市御前崎の水産物卸加工業「山精水産」の商品「しらすチップス」が、2019年度の全国水産加工品総合品質審査会で最高賞の次点に当たる水産庁長官賞を受賞した。18年度も全国蒲鉾(かまぼこ)品評会で同社のだて巻きが最高賞を受賞。全国品評会での相次ぐ快挙に、取締役の清水一秀(かずほ)さん(41)は「地の物を使っていることが評価された」と喜ぶ。 (河野貴子)
 山精水産は、清水さんの祖父が七十年ほど前に創業した。今回の審査会は、だて巻きなどの加工品を全て対象にする品評会。主催する全国水産加工業協同組合連合会(東京)によると、各地から八百四十八点の応募があり、最高賞に五点、水産庁長官賞に十点を選んだ。
 しらすチップスは、御前崎港に水揚げされるタタミイワシを海苔(のり)状に乾燥させてあぶっている。海苔状の商品はこれまでも市場に出し、料亭などで提供されていたが、需要が減少。知人の助言でチップスを思い付き、一六年に売り出した。八グラム入りの一袋に約六十グラムの生しらすを使っており、カルシウムが豊富だ。
 清水さんは「トーストの上にチーズと一緒にのせて焼いたり、サラダに振りかけたりしてもおいしい」と勧める。素材の風味を生かした現在の商品に加え、薫製味を開発している。
 御前崎市の道の駅「風のマルシェ」、JR掛川駅構内の「これっしか処(どころ)」などで一袋三百~四百三十円ほどで販売している。
 清水さんから市役所で受賞報告を受けた柳沢重夫市長は「魚介類でどういう加工品を作るかが勝負。(地元で売り出し中の)サワラを使った新商品を作って」と期待した。

受賞を喜ぶ清水一秀さん=御前崎市役所で

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