下着「白」指定 沼津市立中は18校のうち14校 静岡は43校のうち29校

2020年2月6日 02時00分

下着の色を「白地で無地」などと定めた学校の決まり

 児童生徒に理不尽なルールを課す「ブラック校則」の見直しが各地で進む中、下着の色を「白」や「白を基調とした」などと指定する校則や決まりが、沼津市の全市立中学十八校のうち十四校で、静岡市の全市立中学四十三校のうち二十九校で存在する。両市に情報公開請求し、分かった。 (高橋貴仁)
 大岡中(沼津市)は「下着(白の無地)は必ず着用する」とし、「寒い時期の長袖、ヒートテックも白とする」と明記。静浦小中一貫学校(同)は「汗とりのための白い下着を着用する」と指定している。長田西中(静岡市)は、下着は「白地で無地とする」と定め、女子は「下着の色・柄が透けて見えることがないよう注意する」としている。
 沼津市は全市立中学で、静岡市もほぼ全校に当たる四十二校で、靴下の色を規定。多くは「白」や「黒」だった。頭髪も、長さの決まりや、「脱色、染色をしない」など、何らかの決まりが沼津市の全校、静岡市の四十一校であった。
 ユニークな決まりもあった。安東中(静岡市)は昼休みに「教室でトランプ・ウノ・百人一首・将棋・オセロ・囲碁・チェスをしてもよい」と定めていた。
 校則の見直しに関し、沼津市教育委員会の担当者は「学校と生徒、保護者間の理解の上で出来上がるのが校則。各学校ごとで検討してほしい」、静岡市教委の担当者は「必要性を今後、各学校に伝える予定」と述べた。
 性的少数者や支援者らでつくる「浜松トランスジェンダー研究会」の調べでは、浜松市の中学校で下着の色を指定しているのは四十八校中、十校。市は研修会を開くなど、各校に校則の見直しを促している。

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