「金色夜叉」別れの場面 芸妓の演技に拍手 熱海で尾崎紅葉祭

2020年1月18日 02時00分

金色夜叉の名場面を再現する熱海芸妓の2人=熱海市東海岸町で

 熱海の名が全国に知れ渡るきっかけとなった新聞連載小説「金色夜叉」の作者をしのぶ尾崎紅葉祭が十七日、熱海市東海岸町のお宮の松前広場であり、観光客らが紅葉に思いをはせた。
 一月十七日は、小説の主人公・間(はざま)貫一といいなずけだったお宮が熱海海岸で泣き別れした日。祭はこの日にちなんで毎年開かれている。
 別れの名場面を表現した貫一とお宮の像が立つ広場での式典には、紅葉の遺族や観光客ら約百五十人が出席。主催者を代表して斉藤栄市長があいさつし、「(紅葉は)熱海温泉発展の礎を築いた大恩人ということを市民は忘れてはいけない」とたたえた。
 献花の後、貫一とお宮にふんした熱海芸妓(げいぎ)の二人が、物語の別れの場面を寸劇で披露すると、出席者から大きな拍手が送られた。
 紅葉の孫尾崎伊策さん(86)=横浜市青葉区=は式典後、「世界でも紅葉をもっと知ってもらい、熱海が『世界の熱海』に発展することを願う」と話した。 (山中正義)

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