リムジンバス、河口湖に運行開始へ 静岡空港 県外の利用客取り込み

2020年1月6日 02時00分
 静岡空港(牧之原、島田市)は県東部や近隣県から利用客を取り込むため、空港と県外を結ぶリムジンバスの運行を始める。第一弾は、観光地としても人気が高い河口湖(山梨県)。将来的には甲府市や関東方面の新規路線も検討する。
 昨年四月に民営化した同空港は、今後二十年間で搭乗者数を百三十五万人と、ほぼ倍増させる目標を掲げている。現状は静岡県中部の利用者が多くを占め、県東部や山梨、神奈川両県の利用者は首都圏の空港に流れている。鉄道駅とは接続していないため、リムジンバス運行で利便性をアピールする。
 二〇一九年度中に運行開始を目指す河口湖線は、国内最大級のアウトレットモールで首都圏とも直行バスでつながる「御殿場プレミアム・アウトレット」(御殿場市)を経由し、河口湖周辺を往復する。
 河口湖や御殿場アウトレットからの距離を見ると、静岡空港は羽田空港(東京都大田区)と大差なく、成田空港(千葉県成田市)より五十キロほど近い。静岡空港の関係者は、個人旅行も増えている訪日外国人らに「片道だけでも選択肢に入れてもらえれば」と期待する。現在は、御殿場や河口湖と静岡空港を公共交通で行き来する場合、バスや電車、新幹線を乗り継ぐ必要がある。リムジンバスの運賃は公共交通を乗り継ぐ場合より安く設定する方針。 (佐野周平)

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