伝統の「たる飾り」で迎春 15日まで伊東・東海館
2020年1月6日 02時00分
珍しい「たる飾り」が伊東市東松原町の観光文化施設・東海館にお目見えし、訪れた行楽客を楽しませている。15日まで。
同市川奈の造園業「植源(うえげん)」が、江戸時代から伝わるという手法を駆使して、東海館の前身である温泉旅館の創業当時(1928年)から手掛けている迎春用の飾りだ。
同社3代目の立木泰(ついきゆたか)社長(74)と、4代目となる息子の秀希さん(41)が先月28日、大きな酒の四斗だる三つを重ね合わせて台座とし、縁起物とされるダイダイや伊勢エビ、紅白の締め紙などを飾り付けて完成させた。立木社長は「創業者の祖父が東京・大森で修業して学んだ珍しい手法。これからも伝統を絶やさずに継承していきたい」と話した。 (杉本三佐夫)
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