久能山に新ゴンドラ 葵の御紋入り 大名かごイメージ

2020年1月5日 02時00分

新しいゴンドラに乗る乗客ら=静岡市清水区の日本平駅で

 日本平(静岡市清水区)と久能山東照宮を結ぶ「日本平ロープウェイ」のゴンドラ2台が、老朽化のため、約30年ぶりに新しく入れ替わった。1957年の開通からは6代目となる。
 外装のデザインは、徳川家康を祭る神社への道のりを厳かな気分で向かってもらおうと、大名が移動のために乗っていたかごをイメージ。家紋の三つ葉葵をドアの中央に施した。日本平の山並みや駿河湾の景色を堪能できるよう、窓ガラスは先代より大きくした。
 ゴンドラは、オーストリアのカルバテック社製。運営する静岡鉄道によると、安全性を評価する欧州基準は厳しく、頑丈でゆがみが生じにくい利点がある。カルバテック社の採用は、山頂駅と山麓駅を同時に発車する複線交走式では国内初という。
 59年に入社し、初代のゴンドラから運行に携わった板垣征夫さんは「外国製は窓が広くてスマートな感じ。現役のときは運転室から日本平や駿河湾を毎日見ていたが、この景色はやはり最高だね」と笑顔で話した。 (保坂千裕)

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