<FUJI’S>思いやり

2019年11月21日 02時00分
 出張の楽しみの一つがご当地グルメ。高校野球東海大会で岐阜市を訪れた際も、取材のない日に評判の飲食店へ向かった。夜八時近かったが、十人以上が並んでいた。
 若い店員が時々出てきて列を確認するが、こちらを気にする様子はない。三十分ほどたち、その店員から最初にかけられた一言が「料理がなくなりました」。慌てて別の店を探したが、調べる時間は十分にとれず、満足な食事はできなかった。
 列には外国人の団体もいた。彼らは運良く店に入れたが、もし突然入店を断られたら、慣れない国で別の店を探すのは大変だろう。もっと早く「料理がなくなる可能性があります」と伝えられなかったのだろうか。
 東京五輪に向け、静岡にも多くの外国人が来る。大々的なおもてなしだけでなく、少しの思いやりが何よりも大切だと感じている。 (沼津支局・杉原雄介)

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