東京新聞の広告新キャラクターに「かわうそ君」が就任!

2020年6月24日 11時37分
2020年の東京新聞の広告キャラクターを、吉田戦車さんの漫画『伝染るんです。(うつるんです)』に登場する「かわうそ君」を起用しました。
 漫画『伝染るんです。(うつるんです)』は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で1989年から1994年まで連載された「不条理」や「シュール」をうたった内容の4コマ漫画で、「不条理ギャグ漫画」というジャンルを確立させ大ヒットした、著者の代表作品です。
 これに合わせて、かわうそ君とともに「空気は、読まない。」というキャッチコピーを打ち出していきます。
 キャッチコピーには、弱い人を応援し、権力や強いものを監視するため「忖度」せず、真実を追求するという報道姿勢を込めました。

 


吉田戦車さんインタビュー

 東京新聞の新しいキャラクターに選ばれた「かわうそ君」。
1980年から90年代に一世を風靡(ふうび)した人気四コマ漫画に登場します。作者の吉田戦車さんに、キャラクターになった感想や誕生秘話を聞きました。

かっぱ君の登場でイメージ固まる

 東京新聞はすごく親しみがある新聞です。もう三十何年も都民をやっていますから。そのキャラクターに、かわうそ君が選ばれたのは光栄です。
 かわうそ君は、いろんなキャラクターが出てくる四コマ漫画の主要キャラの一匹です。最初、かわうそ君だけで何か描けないかなと、デザインを描いたんです。それを雑誌の編集者が見て、そのとき、もう四コマ漫画をやってましたから、そこで描いてみれば、ということになりました。すると、四コマ漫画のカラーがバシッと決まりました。
 かわうそ君ですが、初めのころは、こんな格好をしている変なおじさんというふうに見られてもいいかなと思っていました。「街角の変な人」のイメージです。ただ、漫画の相方に、かっぱ君、かえる君が出てきたところで、水辺の生きものなのかなと。自分の中でそうなっていって、人間でもないし、本物のカワウソでもないし、自分を「かわうそ」と言っている妖怪、そんな感じのキャラクターとして描いてきました。
 この四コマ漫画は「不条理ギャグ漫画」と言われていました。そうとらえていただいていいです。僕としては、当時、漫才ブームで、「オレたちひょうきん族」みたいなバラエティー番組が大好きで、あれって、芸人さんたちがいろんな役をやったりするコントがおもしろくて、自分もそういう漫画をやりたいと思っていました。かわうそ君は、番組でのビートたけしさんであり、明石家さんまさんであり、そういうポジションにいた感じです。

新聞紙面見ると頭の中広がる

 ポスターでかわうそ君に添えられている「空気は、読まない」というキャッチコピーは見事。かわうそ君というキャラクターは空気なんか全然、読まない。唯我独尊みたいなキャラなんで、ぴったりです。東京新聞としては「忖度(そんたく)しない」という意味合いなんでしょう。僕も「よしっ」という感じですが、かわうそ君はそこまで戦うキャラではないかも(笑)。意外と下を向いて忖度しちゃうようなやつかもしれません。
 新聞にはやっぱりすごく正攻法でがっちりと堅いことを書いてもらわなきゃ困るという思いと、もうちょっとかみ砕いて分かりやすくないと、スマホ世代には引っ掛からないのかなという気持ちと両方あります。ただ、ウェブの記事をめくっていくのとは全然違って、広い見開きの新聞紙面を見ていくと、すごいアイデアが浮かぶことがあるんです。自分のほしい情報以外もパーッと入ってきて、頭の中がいろいろと広がっていく。そんな面白さって新聞ならではと思います。
PROFILE
よしだ・せんしゃ
1963年、岩手県生まれ。89年にビッグコミックスピリッツで『伝染(うつ)るんです。』の連載を開始。主な代表作に『火星田マチ子』『はまり道』『ぷりぷり県』『吉田自転車』『まんが親』『おかゆネコ』など。妻は漫画家の伊藤理佐さん。ビッグコミックオリジナル(小学館)で『出かけ親』連載中。

空気を読まずに、「おかしいことは、おかしい」と書く! それが、東京新聞。

 歴代最長の在任日数更新を続け、わが世の春を謳歌する安倍晋三首相。そんな安倍一強を政権中枢で支える麻生太郎副総理兼財務相は、部下が決裁文書を改ざんしても、大臣で居続けています。
 麻生氏が政治資金で毎年多額の飲食費を支出していることは以前から知られています。料亭、銀座の高級すし、フランス料理…という美食の日々。吉田茂元首相の孫で、妹は皇室に嫁いだ九州の企業グループの御曹司という麻生氏。本人が金持ちだからといって庶民感覚からほど遠い政治資金の使い方は許されるのでしょうか。「仕方がない」では済まさない。空気を読まずに、「おかしいことは、おかしい」と書く。「そんな当たり前」の報道をしています。

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