<東京2020>聖火採火式 無観客に ギリシャ

2020年3月10日 16時00分

アテネの国際空港をマスク姿で歩く利用客=9日(共同)

 【アテネ=竹田佳彦】新型コロナウイルスのギリシャ国内での感染拡大を受けて、ギリシャ・オリンピック委員会(HOC)は9日、西部のオリンピアで12日に予定する東京五輪の聖火採火式を無観客で実施すると発表した。19日に首都アテネで開く日本側への聖火引き継ぎ式も無観客になる見通し。
 採火式の無観客は1984年のロサンゼルス五輪以来36年ぶりで、式典参加者も大幅に削減して100人程度とする。前日のリハーサルは、メディアによる取材も許可しない。
 HOCは声明で「引き続き事態の推移を注視し、感染が拡大すれば決断を下す」と言及し、さらに厳格な対応をとる可能性も示唆した。採火式後、ギリシャ国内の聖火リレーでも、関連行事を予定する各自治体に感染対策を強化し、計画を見直すよう強く促した。
 ギリシャ紙によると、オリンピア市のゲオルヨプロス市長は、国際オリンピック委員会(IOC)に採火式の5月延期を求めたが、却下されたとみられる。
 ギリシャではこれまでに73人の感染が判明している。

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