1億人分の情報流出か 米金融大手、過去最大規模

2019年7月30日 16時00分
 【ニューヨーク=共同】米金融大手キャピタルワンは二十九日、同社のクレジットカードの所有者や発行を申請した人などの個人情報が、外部からの不正アクセスを受けたと発表した。計約一億六百万人分の情報が流出した可能性があり、米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は、大手銀行の情報漏えいとして過去最大規模だと伝えた。
 不正アクセスを受けたのは、二〇〇五~一九年に同社にカード発行を申請した個人や小規模の事業者の住所や生年月日、自己申告した収入などで、米国が約一億人分、カナダが約六百万人分。数は少ないが、社会保障番号や銀行口座、信用情報なども含まれている。
 西部シアトルの連邦地検によると、連邦捜査局(FBI)は二十九日、コンピューター使用詐欺などの容疑で、IT技術者ペイジ・トンプソン容疑者(33)を逮捕した。
 キャピタルワンによると、クレジットカードの番号そのものは不正アクセスを受けていない。流出した情報が詐欺行為に悪用されたり、ネット上に広められたりした形跡は、現在までに確認されていないという。リチャード・フェアバンク会長兼最高経営責任者(CEO)は「心配を掛けたことを心からおわびする」と謝罪した。

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