トヨタ、EV国内生産本腰へ 22~24年 愛知で新型2種

2019年7月26日 02時00分
 トヨタ自動車は元町工場(愛知県豊田市)で二〇二二~二四年にかけて、スポーツタイプ多目的車(SUV)の新型電気自動車(EV)二車種の生産を始める方向で最終調整に入った。国内販売を中心に欧米などへの輸出も検討する。これまでEVシフトをけん引する中国市場での対応を優先してきたが、国内生産にも本腰を入れる。
 トヨタ関係者によると、元町工場で二二年春ごろ、EVの量産に着手する。車両は新型の大型SUVとする。東京五輪が開かれる二〇年に発売する二人乗りの超小型EVを除くと、国内市場向けで初の本格EVになる。二四年には小型SUVのEVも生産する。
 世界的なSUV人気を踏まえ、早期に大小二種類のEVをそろえることで需要を取り込む。段階的に生産台数を引き上げ、二〇年代後半には合計で年十万台以上の出荷を想定している。
 元町工場は現状で生産設備に余力があり、EVの量産に最適と判断した。また、元町工場は水素で走行する燃料電池車(FCV)「ミライ」も製造しており、同工場を新エネルギー車の拠点に位置付ける。
 トヨタは二〇年代前半に世界で十車種以上のEVを発売する計画。中国では二〇年に小型SUV「C-HR」と「イゾア」をベースにしたEVの現地生産を始め、二二年ごろには二カ所でEVの新工場の建設を検討している。
 国内では二〇年にも、生産子会社のトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)で、高級車ブランド「レクサス」の小型SUV「UX」をベースにしたEVを少量生産するが、国内販売はせず、中国と欧州に輸出する。

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