世界水泳 日本4位 チーム・フリールーティン
2019年7月20日 02時00分
【光州(韓国)=共同】世界選手権第8日は19日、当地などで行われ、アーティスティックスイミング(AS)のチーム・フリールーティン(FR)決勝で日本(乾、吉田、福村、木島、京極、塚本、柳沢、安永)は93・3667点の4位にとどまった。日本は今大会、五輪種目のデュエットとチームで一度も表彰台に立てなかった。
混合デュエットFR予選の安部篤史、足立夢実組(楓心舘ク)は89・8000点の3位で、20日の決勝へ進んだ。
女子3メートル板飛び込み決勝で三上紗也可(米子DC)は323・05点の5位となり、東京五輪代表に正式に決まった。
水球男子の日本はブラジルに11-9で勝ち、1次リーグD組を3位で終えた。21日の決勝トーナメント1回戦でスペインと対戦する。
◆五輪種目のデュエット、チーム 全種目、表彰台逃す
東京五輪の前哨戦として重要視された今大会で厳しい現実を受け入れざるを得なかった。チームFRで日本は4位。五輪で実施されるデュエット、チーム全種目で表彰台を逃すのは、2013年以来3大会ぶりとなった。
来年の五輪本番を見据え、祭りの掛け声を音楽に取り入れ、みこしから着想を得た動きを取り込むなど日本らしさを盛り込んでいる。
「音楽の力を借りるつもりで泳いだ」とエース乾が言うように、メンバーで心を合わせて演技をしたが、脚技のずれなど細かい部分でミスが目立ち、上位との差は埋められなかった。
ロシア、中国の2強に加え3位ウクライナとの序列がくっきりと浮かび上がった。乾は「リベンジする強い気持ちを持ってやっていきたい」と来夏へ向け巻き返しを誓った。 (光州・磯部旭弘)
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