高輪ゲートウェイ駅 舞い降りた折り紙

2020年3月15日 02時00分

2024年のまちびらきを前に開業した高輪ゲートウェイ駅(中央)=港区で、本社ヘリ「おおづる」から(安江実撮影)

 空から高輪ゲートウェイ駅に近づくと、何本も通る線路の上に、白い折り紙がふわりと舞い降りたよう。日差しを受け、輝いている。新国立競技場を設計した隈研吾さんデザインの白い膜の屋根は、優しい光をホームに届け、省エネにも貢献するらしい。
 車両基地の一部を再開発するのに伴い、山手線30番目の駅として14日に開業した。2024年には駅西側に、高さ160メートルを超えるビルが4棟建つ。旧東海道の江戸の入り口「高輪大木戸」の跡に近く、JR東日本の三輪美恵執行役員は「東京の玄関口という歴史を背景に、駅と街が一体となって世界に発信する場にしたい」と将来像を語る。
 いま、ビルの建設予定地には白いテント屋根の建物が並び、東京五輪・パラリンピックではパブリックビューイングなどの会場となる。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、テントで予定された催しは延期され、ひっそり出番を待つ。地元の高輪泉岳寺前商店会・石川進会長は「違和感のあった駅名にも慣れてきた。感染防止のため、にぎやかしはできないが、新駅が順調に滑りだしてくれればいい」と願う。 (梅野光春)

関連キーワード

PR情報