池袋 「駅袋」返上、芸術都市へ

2019年7月7日 02時00分

4月に大規模オフィスビル「ダイヤゲート池袋」が開業するなど再開発が進む池袋駅周辺=豊島区で、本社ヘリ「あさづる」から(淡路久喜撮影)

 JR、西武、東武、東京メトロの鉄道8路線が乗り入れ、1日の乗降客数が260万人を超える池袋。かつて駅だけがにぎわう「駅袋」とやゆされた街は、再開発で大きく変わりつつある。今春、鉄道のダイヤグラムを模したオフィスビル「ダイヤゲート池袋」が開業。区役所跡ではビル3棟から成る複合施設「ハレザ池袋」の工事が進む。
 目指すはアートカルチャー都市だ。7月に12スクリーンのシネコン「グランドシネマサンシャイン」が、来年夏には10スクリーンのTOHOシネマズができ、スクリーン数で新宿に匹敵する映画の街が誕生する。
 ブログ「みんたん池袋開拓史」で地元情報を発信する女性「みんたん」さん(43)は「こんなにつくって大丈夫?と思うけど、このカオスな感じが池袋。いろんな人が好きなことを考えて、とりあえず進んでいくのが面白い。やぼったいけど親しみやすい街です」と笑う。
 そんな池袋の人たちの心のよりどころは鬼子母神だという。駅から15分も歩けば静寂の森が広がり、不思議な時間が流れている。 (宮崎美紀子)

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