柏 交通の要衝で発展

2019年6月9日 02時00分

駅前の商業地を中心に学校や住宅地が立ち並ぶ柏駅周辺=千葉県柏市で、本社ヘリ「まなづる」から(潟沼義樹撮影)

 古くから交通の要衝だった柏は、高度経済成長期に東京のベッドタウンとして人口が増えた。JR常磐線と東武アーバンパークライン(野田線)が乗り入れる柏駅の周囲は繁華街が広がり、国道6号と16号の交差点「呼塚(よばつか)」は渋滞の名所として首都圏の交通情報でおなじみの地名だ。
 千葉県の住みたい街ランキングでは上位の常連。東日本大震災後の一時期、比較的高い空間放射線量が観測される「ホットスポット」となり落ち込んだ人気は、すっかり回復した。県内屈指の進学校の県立東葛飾中・高校はじめ、学業や部活動で特色を打ち出す公私立の学校も市内にそろう。
 ただ、駅前のランドマークとして40年以上親しまれた百貨店そごうが2016年に閉店。跡地や建物の利用方針は未定だ。市立の案内所「かしわインフォメーションセンター」を運営するNPO法人理事長の藤田とし子さんは「最近の柏は元気ないね、と言われる」と明かす。柏に住んで32年。「歴史も名物もないけどチャレンジできる街。集う人の気質がよく、街を魅力的にしてきた。人同士をつないで、元気を戻したい」 (堀場達)

関連キーワード

PR情報