奥多摩町長選 師岡さんが初当選 投票率73・13%「町民の声 聞き進む」
2020年5月18日 02時00分
任期満了に伴う奥多摩町長選は十七日投開票され、町政の刷新を訴えた無所属新人の元町議長師岡伸公さん(66)=都民ファースト推薦=が、五選を目指した無所属現職の河村文夫さん(76)=自民推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は73・13%(前回は無投票、前々回70・83%)、当日有権者数は四千四百八十九人だった。
選挙戦は八年ぶり。両陣営とも集会を控えるなど新型コロナウイルスの感染防止策を講じた。
同日夜、小丹波にある師岡さんの事務所に当選確実の知らせが届くと、支援者らは喜びに沸いた。師岡さんは「町民の声にしっかり耳を傾けて働き、まい進したい」と抱負を語った。
選挙戦では、三期十二年の町議の経験や実行力を強調し「町民による町民のための町政を」と主張。空き家や古民家を活用したサテライトオフィス誘致による活性化、厚生労働省が昨年に「再編・統合の議論が必要」とした公立・公的病院の一つ、奥多摩病院の存続などを掲げ支持を広げた。
河村さんは四期十六年の実績を前面に、「町の活気を取り戻し、さらに成長させる」と訴えたが、及ばなかった。(服部展和)
◇奥多摩町長選開票結果
当 1,843 師岡伸公 無新
1,420 河村文夫 無現
全票終了
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