<新型コロナ>山谷へ贈るアベノマスク 浅草の「ポスト」に150セット以上投函

2020年5月13日 02時00分

投函されたアベノマスク

 新型コロナウイルス感染防止対策として政府が全戸配布している布マスクを寄付できる浅草の「アベノマスクポスト」に、約二十日間で百五十セット以上が投函(とうかん)された。マスクは、簡易宿泊所が集中する山谷(さんや)地区(台東、荒川区)に贈られている。
 「ギャラリー・エフ」(台東区雷門二)が先月二十一日、店頭にポストを設置した。マスクが足りていて、アベノマスクが不要な人から集めている。山谷労働者福祉会館(台東区日本堤一)に週一回まとめて送り、炊き出しの際、野宿をしている労働者たちに配ってもらっている。
 集まった数の多さに、「アベノマスクは一人に一セット。この数の分だけ、山谷に目を向けてくれている人がいるということ」と、ポストの発案者の村守恵子オーナー。住所を調べて世田谷区や北区などから郵送してくれる人もおり、「素敵(すてき)な取り組みありがとう」といったメッセージも添えられている。
 山谷労働者福祉会館では、「仕事や炊き出しの数が減っており、労働者は大変な状況」とコロナ禍を説明。「アベノマスク以外に、不織布や布のマスクを提供してくれるところもある。フルに活用させていただきたい」と担当者は話している。(井上幸一)

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