<新型コロナ>医療従事者らの勇気たたえ点灯
2020年4月30日 02時00分
◆銀座和光の時計塔 毎晩7時に「命の鐘」も
銀座のシンボルからも応援-。新型コロナウイルスの感染拡大で、医療従事者らの勇気をたたえて応援する思いを届けようと、銀座和光(中央区)の時計塔が、青色にライトアップし、毎晩七時に特別な音を響かせている。
「命の鐘アクション」と名付けられ、毎晩七時に約一分間、余韻が残るような音を鳴らしている。
和光の社員を含む有志らが「コロナが猛威を振るう今、会社の枠を超えてできることはないか」と、音楽家やデザイナーらの協力を得て二十日に開始。ライトアップは二十六日から始めた。
銀座四丁目の塔は一八九四年から時を告げ始め、現在は二代目。関東大震災の復興が完了したとされる一九三二年に完成し、東京大空襲や東日本大震災でも大きな被害を受けなかったという。
プロジェクトの担当者は「希望と鎮魂の鐘でもある。一日を振り返る夕暮れに、医療従事者などに思いをはせるきっかけになり、苦難に立ち向かう人々の希望の音になれたら」と話す。
同プロジェクトは神奈川県大和市にも広がり、防災行政無線を通じて土日に鐘の音を鳴らしている。
ライトアップは午後五時半から十時まで。「命の鐘の音」はYouTubeで検索すると聞くことができる。 (市川千晴)
◆目黒川にかかる6本の橋でも 品川区が来月6日まで実施
品川区は、新型コロナウイルス感染者の治療に当たる医療従事者らに感謝の気持ちとエールを送ろうと、目黒川にかかる六本の橋を青色に照らすライトアップ=写真、区提供=を始めた。都庁や東京スカイツリーが青色に点灯しているのに呼応した。五月六日まで実施する。
点灯は午後七時~十時で、新品川橋や品川橋、荏川橋、森永橋、山本橋、ふれあいK字橋。区の担当者は「感染拡大防止への意識を一層持ってもらうきっかけになれば」と話す。
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