<新型コロナ>「持ち帰り」で乗り切ろう 広がる「飲食店」支援の輪

2020年4月29日 02時00分
 新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛要請が長期化し、飲食店は軒並み厳しい経営を強いられている。難局を乗り切ろうと、店が連携してテークアウトに力を入れたり、常連客が宣伝に一役買ったりと、協力や支援の輪が広がっている。 (松村裕子、服部展和)

■青梅市

弁当を販売する阿部さん(右)ら=青梅市で

 東青梅の「CAFE PASEAR(カフェ・パセアール)」横のオープンスペースで、新旧の飲食店四店が共同で弁当を販売している。
 若手が経営するPASEARと「青梅麦酒」(本町)、ともに約七十年の歴史がある「関忠」(住江町)と「中華料理 偕楽(かいらく)」(本町)が参加。「青梅 あの店の弁当屋」と名付けて企画した。カレーやロコモコ丼、焼きそば、チャーハン(いずれも五百円)などを販売。日によって特別メニューも用意する。
 各店は営業時間を短縮しており、PASEAR店主の阿部悠友さん(36)は「お客さんの元気な顔を見て頑張りたい」。カレー弁当を買った近くの小野修さん(82)は「自宅でおいしく味わいたい」と話した。
 五月六日までの土、日曜を除く午前十一時半~午後二時に販売。予約もできる。問い合わせはPASEAR=電090(4123)7611=へ。

■多摩市

自作のポスターで飲食店を応援している小林さん=多摩市で

 京王線聖蹟桜ケ丘駅周辺には、持ち帰りを始めた地元の飲食店十四店を応援するポスターが掲示された。
 作ったのは地元の小林昭一さん(68)。「やってます。テイクアウト! のり切ってみせる」の文字と店名を刷り込み、A2判の六十枚余を通り沿いなどに設置した。十四店はいずれも行きつけで「おいしいお店がなくなると困る。持ち帰りがあることを多くの人に知らせたかった」と言う。
 「のり切ってみせる」は、掲載された居酒屋「かど鉢」がドアに張り出したせりふ。売り上げは半分以下に落ちているといい、店主の片平丈雄さんは(51)はポスターの応援に「励みになる」と話した。

■日野市

「おうちで日野ごはん」をPRする団体のメンバー=日野市で

 まちづくり団体「日野宿通り周辺『賑(にぎ)わいのあるまちづくり』プロジェクト実行委員会」は、持ち帰りのできる市内の飲食店情報をまとめたサイト「おうちで日野ごはん」を開設した。掲載希望店も募っている。
 メンバーに飲食店経営者がいることから考案。宮崎寛康代表(44)は「まちのにぎわいは飲食店があってこそ。ふだん元気づけられているので、こんな時は元気づけたい」と話す。
 掲載希望店は受け付けフォームに入力する。サイトには市のホームページからもアクセスできる。

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