<新型コロナ>目黒川の花見「来年に」 区長がメッセージ

2020年3月28日 02時00分

27日午後、満開に近づいた目黒川沿いの桜を見る人たち=目黒区で

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて都が週末の外出を自粛するよう都民に要請したことを受け、二十七日、都内の各自治体は、地元の観光名所に出掛けるのを見合わせるように呼び掛けたり、区施設の休館を明らかにしたりした。また商業施設なども相次いで休業を発表。翌日に向けて対応に追われた。

◆板橋のぼんぼり点灯も中止

 「来年もまた桜は咲き、皆さんをお出迎えします」。目黒区の青木英二区長は二十七日、区ホームページでこんなビデオメッセージを流し、花見の名所「目黒川の桜」を訪れるのは遠慮してほしいと区民にお願いした。
 目黒川沿いには約八百本の桜並木があり、今年も満開を前に見物を楽しむ姿が見られるが、区は花見自粛を促す看板を設け、目黒川沿いの飲食店約五十軒にあらためて営業自粛を要請している。
 板橋区は、桜並木などに設置していたぼんぼりの点灯を中止した。区は毎年この時期、約九百本の桜がある石神井川沿いや都立浮間公園などにぼんぼりを設置。今年も二十日夜から点灯していた。
 区によると、区内のソメイヨシノは二十六日時点で七~八分咲きといい、見ごろを迎えている。区の担当者は「苦渋の決断」と話した。
 世田谷区の保坂展人区長は二十六日、区ホームページからメッセージを発信。感染を広げないため「責任ある行動」を区民に呼び掛けた。

ぼんぼりの点灯中止を発信する板橋区みどりと公園課のツイッター

◆上野動物園など休園延長

 都は、多摩動物公園(日野市)と井の頭自然文化園(武蔵野市)を二十八日~四月十二日、臨時休園する。上野動物園(台東区)と葛西臨海水族園(江戸川区)は四月十二日まで休園。神代植物公園(調布市)や六義園(文京区)、旧古河庭園(北区)などの庭園も二十八日~四月十二日を休園する。
 東武タウンソラマチ(墨田区)は二十七日、東京スカイツリー(同)に隣接する商業施設「東京ソラマチ」を、二十八、二十九日は臨時休業すると発表した。ソラマチは、時間を短縮して営業してきた。三十日には再び短縮で再開する予定。
 浅草演芸ホール(台東区浅草一)と、同じ建物内の演芸場・東洋館を運営する東洋興業は、両施設を二十八、二十九日は臨時休館とする。落語協会が真打昇進襲名披露興行中の鈴本演芸場(同区上野二)も両日は休席となる。いずれも三十日には再開する予定。
 ギャグ漫画の巨匠、赤塚不二夫さんの魅力を発信してきた青梅市の青梅赤塚不二夫会館は二十七日、十六年余りの歴史に幕を閉じた。三十一日まで営業予定だったが、都の外出自粛要請を受けて閉館を繰り上げた。

◆イケバスも一部運休

 豊島区は池袋駅周辺を巡回している「IKEBUS」(イケバス)の運行を二十八日から四月十二日まで一部運休し、区立施設の一部休館なども同日まで延長。
 港区も、図書館やスポーツセンターなどを二十八日から四月十二日まで臨時休館し、講座などの事業も臨時休止する。千代田区も、地域のグループ活動などに使われている区民館や集会室などの貸し出しを二十八、二十九日は中止とした。

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