<新型コロナ>運営か休止か 外遊びの場「プレーパーク」

2020年3月6日 02時00分

プレーパークで泥遊びをする小学生や親子連れら=豊島区で

 子どもの自由な外遊びの場「プレーパーク」の運営を休止するか、区によって判断が分かれている。屋内施設の利用中止が相次ぐ中、行き場を失ってプレーパークに来る人も。家庭に居づらい子どもや孤立しがちな母親らの居場所として機能している面もある。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにどうすべきか、各区は難しい判断を求められている。 (中村真暁、三輪喜人)
 「自分の責任で自由に遊ぶ」がプレーパークのモットー。木登りや穴掘り、たき火などをしたり。常駐する大学生や大人のプレーリーダーが相談に乗り、けがの手当てもする。
 豊島区の「池袋本町プレーパーク」では三日午前、小学生や高校生ら約二十人が遊んでいた。区の担当者は「開いて、見守ることにした」と話す。運営を委託されているNPO法人「豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」の栗林知絵子理事長(53)は「不安を抱え込まず、子どもらしくいられる場は必要」と指摘した。
 感染予防には気を配っている。調理器具の貸し出しや菓子などの提供は取りやめた。水道にせっけんを置いて、プレーリーダー二人が手洗いを呼び掛ける。
 友達と土を掘り、ダムを造った小学五年の男児は「学校も塾も休みで暇」、六年の男児は「ここなら思い切り遊べる」と話した。三歳と一歳未満の二人の子を連れた会社員の女性(33)は「家ではテレビを見るくらいしかない。子どもの遊び場も閉まっているので」と話した。
 練馬区も「屋外で、人が密集する状況ではない」とプレーパークの運営を続けているが、二カ所ある品川区は今月末まで運営を休止している。区の担当者は「休校にして自宅で過ごす呼び掛けをしているのに、人を呼び寄せることは一貫性がない」と理由を説明した。
 休止を知らずに来る人らのため、プレーリーダーを置き、相談には応じている。運営を委託されているNPO法人「ふれあいの家おばちゃんち」によると、実際に子どもや家族連れが訪れている。宮里和則理事は「家庭に居づらい子もいる。嵐でも来る子どもたちの顔を思い出すと休止はつらい」と説明する。
 区の担当者も、そうした場の大切さは理解できるとし、「何が正解かは分からない。長期化すると状況が変わるかもしれない。手だては考えていく」とも話した。

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