浅草神社 63代目宮司の門出盛大に 幸士さん就任350人祝う

2020年2月26日 02時00分

うたげの最後に、三本締めに臨む土師幸士宮司(右から3人目)。手前左端は、浅草寺の田中昭徳貫主=台東区で

 台東区の浅草神社(浅草二)の宮司に昨年十月に就いた土師(はじ)幸士さん(46)の就任披露の会が二十四日、浅草ビューホテル(西浅草三)で開かれた。氏子四十四町会や神社関係者、浅草の諸団体の代表者ら約三百五十人が出席。土師氏六十三代目となる宮司の門出を盛大に祝った。 (井上幸一)
 浅草神社は、例年五月に約二百万人の観光客を集める三社祭を祭行する。先代宮司の土師泰良(やすら)さんが八十台半ばと高齢となり、養子の幸士さんがその職を継承。泰良さんは名誉宮司となった。
 この日は、主催者を代表して、神社の宮本卯之助筆頭総代があいさつ。三社祭七百年祭での「舟渡御」の実現や、夏詣の提唱など、禰宜(ねぎ)時代の幸士さんの働きを紹介し、「年々、神社がにぎわいを見せておりうれしく思う。(新宮司を)一層の引き立てを」と呼び掛けた。
 この後、幸士さんがマイクの前に立ち、体調の関係で出席できなかった泰良さんのあいさつ文を朗読。「浅草の町のさらなる隆盛を祈念する」との思いを伝えた。
 幸士さんは泰良さんの遠縁で、十九歳で山口県から上京し、神職の道を歩み始めた。自身の宮司就任に当たって「ただ身が引き締まる思い。その名に恥じぬよう一意専心務めていく。神社が皆さまの心のよりどころになるよう、一神職として初心に立ち返る」と決意を披露。さまざまな人たちへの謝辞を述べた後、「頑固でわがままな私をこれまで支えてくれた妻、職員OBや現職員に感謝したい」と語った。
 この日は、神事「びんざさら舞」や、浅草芸者衆の祝いの舞踊などのステージもあり、終始にぎやか。小関栄寿総代の音頭による手締めでうたげを締めくくった。 

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