新型コロナに効く? 墨田・弘福寺 2体の石像「咳の爺婆尊」

2020年2月19日 02時00分

風邪に効き目があるとされる「咳の爺婆尊」を参拝する人=墨田区で

 受験シーズン真っただ中、墨田区の弘福寺(向島五)には、境内にある二体の石像「咳(せき)の爺婆尊(じじばばそん)」へ風邪除け祈願にくる参拝客が増えている。
 石像は、高さ約五十五センチの爺像と、約七十五センチの婆像がほこらの中に並んでいる。区によると、石像は江戸時代に風外(ふうがい)和尚が彫ったとされ、和尚の名にちなみ「風外は風の外。だから、風邪に効く」と古くから庶民の信仰を集めてきた。
 寺によると「昔から冬になると多くの人が参拝に訪れる。一月から二月ごろにかけて、風邪が流行する時期には、高齢者や入試を控えた受験生などが手を合わせる姿が見られる」という。
 約四十人を案内する向島ツアーの下見で七日に訪れたツアーガイドの遠藤信夫さん(79)=静岡県富士市=は「新型コロナウイルスに感染するとせきが出る。コロナウイルス除けのスポットとしても人気になるのでは」と話していた。
 寺では、せきによく効くという「せき止飴(どめあめ)」、「風邪除けのお守り」が、それぞれ三百円で販売されている。 (井上幸一)

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