下仁田ネギ 精緻に描写 立川の「葉画家」群馬直美さん 世田谷美術館で作品展

2019年12月28日 02時00分

下仁田ネギを描いた作品と群馬直美さん=世田谷区で

 身近な植物を描き続ける立川市の「葉(よう)画家」群馬直美さん(60)の作品展「神の仕業-下仁田ネギの一生」が、世田谷区の世田谷美術館で開かれている。精緻な描写が特徴のテンペラ画で、原寸大の六連作。今年七月、二百年以上の歴史を持つ英国王立園芸協会が主催する植物画展に出展し、最高賞にあたる賞を受けた。連作のうち一点が協会に収蔵されることになり、全作がそろううちに見てもらおうと企画した。
 群馬さんは一九八一年、新緑の美しさに魅了され、葉っぱなど植物の絵を描き始めた。下仁田ネギは、出身地の群馬県の名産。二〇一六年二月から県内の生産者の元に通い、植え替え作業などを体験した。成果を生かし、同年末から二カ月かけて、苗が成長して種ができるまでの姿を描き上げた。四十年近く植物にこだわり、王立園芸協会に評価されたことには「世界でも通用することが分かり、うれしい」と喜ぶ。
 次は、立川市のアトリエに自生しているツタの一生を描く予定。「通り過ぎていた自分の足元にあった葉っぱから、豊かな世界が広がる。絵を見る人にも豊かになってほしい」と話す。
 作品展は来年一月十三日までで、二十九~一月三日と六日は休館。入場無料。一月九~二十八日には国営昭和記念公園内の花みどり文化センター(立川市)で「群馬直美展」が開かれ、六連作は十五日から展示される。(竹谷直子)

関連キーワード


おすすめ情報

東京の新着

記事一覧