臓器移植体験者が届けるお笑い 歌舞伎町で8日にライブ

2019年11月29日 02時00分

1回目のライブ終了後、出演者らと共に記念撮影する冨貫さん(前列右から3人目)=4月、新宿区で

 ありがとライブvol.2-。臓器移植の体験者が企画した一風変わったお笑いライブが12月8日午後5時半から、新宿区歌舞伎町2のミニホール「新宿fu+801」で開かれる。冒頭に体験者が話をし、臓器移植に関心を持ってもらう。主催者の一人、冨貫(とみぬき)めぐみさん(47)=品川区=は「堅苦しい場ではないので、気軽に足を運んでほしい」と呼び掛ける。 
 冨貫さんは生後7カ月で肝臓に異変が見つかり、高校1年の時、100万人に1人の確率で発症するバイラー病と診断された。22歳だった1994年春に医師から「余命5カ月。肝臓移植をしないと助からない」と告げられ、半年後にオーストラリアで移植手術を受けた。
 手術は成功したものの、体調が優れない日も多い。そうした時に気分を紛らわすために訪れたのが、お笑いライブだった。「マイナスのことばかり考えてしまう時に、元気がもらえた」と振り返る。
 移植から25年の節目を迎えるのを機に今年4月、他の移植者にも声を掛けてお笑いライブを開催した。何度も通ううちに顔見知りになったお笑い芸人が、格安の出演料で引き受けてくれた。今回は2回目で、8組が出演する。
 日本臓器移植ネットワークによると、国内に臓器移植希望者は約1万4000人いる。このうち、移植を受けられるのは年間400人ほどという。冨貫さんは「移植への関心が高まり、少しでも助かる命が増えれば」と期待を寄せる。
 ライブでは、移植者の体験談に続き、「子鹿ズ」「や団」「はなちゃんねる」などのお笑い芸人が登場する。入場料は1000円。問い合わせは、実行委員会のメール=live.thankyou94@gmail.com=へ。 (上田千秋)

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