都職員が昼休みに里親体験聞く 都庁で初の講演会

2019年11月28日 02時00分

里親の体験を語る神原恵一さん=都庁で

 十、十一月の里親月間に合わせ、都は二十七日、里親の体験を聞く講演会を都庁舎で開いた。都職員を対象に、こうした講演会を開くのは初めて。昼の休憩時間に弁当持参での参加を呼びかけたところ、約七十人が参加した。
 講師は、小学二年生の女の子を里子として育てる三鷹市の神原恵一さん(47)。実子の男の子が二人いて、三人目を授からなかったことから里親に登録し、二〇一三年に当時一歳だった女の子を乳児院から家庭に迎えた。
 神原さんは、女の子が特定の大人との愛着関係を築けなかったことから「後追い」が激しく、夜に布団から少しでも離れると女の子が起きる状況が一年ほど続いたエピソードなどを披露した。神原さん夫婦が育ての親であることを伝える「真実告知」を小学校入学前にしたことも説明した。「(子どもたちは)けんかもしつつ、三人きょうだいのように過ごしている」などと家庭の様子を語った。
 養子とは異なり、虐待などで実親と暮らせない子を、一時的に家庭に迎えて育てるのが里親制度。里親になるには、研修などを受けて都に登録する必要がある。都は十二月上旬まで都内各地で体験を聞く会を開いており、都福祉保健局のホームページで紹介している。

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