児童ら南極に興味津々 あきる野の小学校と衛星中継

2019年9月27日 02時00分

衛星回線を通じて児童と会話する堤雅基・越冬隊長=あきる野市の五日市小学校で

 南極で気象や海洋の観測を続ける昭和基地の越冬隊と衛星回線で結び、交信する「南極教室」が二十六日、あきる野市の五日市小学校で開かれた。日本から約一万四千キロ離れた南極で活動する隊員の様子が大型スクリーンに映し出され、子どもたちは目を輝かせて見入っていた。 (布施谷航)
 教室は極地研究所(立川市)が二〇〇四年から、越冬隊にゆかりのある全国の学校で開催。
 堤雅基(まさき)隊長があきる野市在住で、長男が通っていることから五日市小が選ばれ、全校児童約四百五十人が参加した。
 画面に登場した堤隊長は現地の様子を紹介。氷点下二〇度を下回る屋外で、ぬれたタオルを振り回す実験を披露した。みるみるタオルが凍り、固くなると会場の体育館は「わーっ」という歓声に包まれた。
 三十一人の隊員が生活する基地の内部も公開し、隊員の個室や浴室、ビリヤード台が設けられたリラックススペースなどが映し出された。隊員らはクジラやペンギン、アザラシなどと遭遇したエピソードも写真とともに紹介し、児童らを喜ばせた。
 質疑応答の時間では、児童の代表が「最近の研究で分かったことは何ですか」と質問。堤隊長は「南極でも温暖化が進んでいることが分かりました。場所によって進み具合が違うので、外国と協力して調べています」などと説明した。
 四年生の木住野壮翔(きしのたけぞう)君(10)は「南極のことをいろいろ知ることができておもしろかった。いつか行ってみたいです」と、興奮した様子で話していた。

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