「浅草音頭」英語版が完成 「雷門盆踊り」でお披露目

2019年9月10日 02時00分

浅草音頭の英語バージョンをお披露目する世志凡太さん(前列中央)、浅香光代さん(向かってその左隣)と「あさくさハッピー連」のメンバーら=いずれも台東区で

 来年の東京五輪・パラリンピックに向け、浅草(台東区)を訪れる外国人に下町の魅力を発信しようと、ご当地ソング「浅草音頭」の英語バージョンが完成した。7日に並木通りで催された「雷門盆踊り~夢灯篭(どうろう)~」で、開幕セレモニー前にお披露目された。 (井上幸一)
 浅草音頭は、三社祭など、春夏秋冬の風物詩が歌われる。浅草を走るつくばエクスプレスの開業(二〇〇五年)を記念して作られた。作詞は東海林良さん(74)、作曲は世志凡太さん(85)。
 一六年に歌手や芸人によるグループ「あさくさハッピー連」が歌って踊るリメーク版を発表。浅草在住の世志さんがプロデュースし、振り付けを世志さんの妻で、剣劇女優の浅香光代さん(91)が考案した。
 英語バージョンは、ハッピー連の仲間的な存在のシンガー・ソングライター、奥村多恵子さん(45)が歌う。奥村さんの知人の通訳・翻訳家、中山規子さん(56)=茨城県取手市=が英訳を担った。
 「春の浅草 千本桜 ジャズも流れる 屋形船」の冒頭の部分は、「スプリングタイム イン アサクサ、チェリー ブラッサム ツリーズ、エンジョイ ザ ジャズ ミュージック プレイング、オン ア ハウスボート クルーズ」と表現。中山さんは「浅草の良さが伝わるよう、できるだけ元の歌詞を忠実に訳した」と説明する。
 雷門盆踊り前のステージでは、世志さん、浅香さん、ハッピー連のメンバーら約七十人が英語バージョンに合わせて踊った。「外国人がウインクしてくれ、伝わっているんだと思った」と観客の反応を見ていた奥村さん。世志さんは「いろんな機会に踊り、浅草を盛り上げたい。外国の方に、飛び入りで気軽に踊ってほしい」とPRしていた。
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 雷門盆踊りは地元の二つの商店街が主催し、今年で三回目。幻想的な秋田県の絵どうろうが点灯され、雷門の前で踊ることができる貴重な機会とあって、今年は五万六千人(主催者発表)が訪れた。
 友人と踊りの輪に加わった田中千栄子さん(48)=港区=は「ロケーションが良く、広くて踊りやすいので昨年から来ている。知っている曲が多くうれしい」と話していた。     

雷門(後方)の前で、何重もの踊りの輪ができた「雷門盆踊り」

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