「詐欺かも」AIが判定 きょうからNTT実験 家族に注意促すメール

2019年8月30日 02時00分

実証実験のデモンストレーションをするNTTグループの社員=千代田区で

 ニセ電話詐欺の被害を防ごうと、NTTグループは二十九日、固定電話の通話内容を人工知能(AI)が分析し、詐欺と疑われる場合、リアルタイムで家族に注意を促すメールを送るシステムを開発したと発表した。都内の高齢者百二十人に協力してもらい、三十日から実証実験を始める。課題を検証し、来年秋までの実用化を目指す。 (井上真典)
 実際のニセ電話詐欺で使われた言葉をAIに学習させ、通話で関連する言葉が出たら詐欺と判定する。高齢者宅の電話機に設置した専用機器が通話を録音し、ほぼ同時にNTTに送信。内容をAIが分析する。
 都内で公開されたデモンストレーションでは、NTT社員が高齢者役と詐欺の犯人役に分かれて実演。通話で「銀行口座」「振り込み」などの言葉が交わされると、あらかじめ登録していた家族の携帯電話に「詐欺の疑いがあります」と注意を促すメールが届く様子を公開した。
 NTTは、料金やサービスの提供方法を検討中という。NTT東日本の一ノ瀬勝美ビジネス開発本部第一部門長は「詐欺が増え、電話の信頼感が失われている。多くの人が使えるサービスにしたい」と話した。

携帯に届く注意喚起メール(NTT提供)

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