私たちの意見で「めっちゃいい街」に 町田市の事業評価、高校生も選定に参加

2019年7月31日 02時00分

意見を出し合う生徒たち=町田市で

 町田市は、市民の参加を得て実施している事業評価で、どの事業を対象にするかを選ぶ段階から高校生に参加してもらう取り組みを始めた。前回の二〇一七年、高校生が一部事業の評価に初めて参画した。今回はさらに前の段階から高校生が加わる。若者に魅力のあるまちづくりを進めるのが狙いで、全国的にも珍しい試みだという。 (松村裕子)
 今月、市役所で開かれた高校生の初会合。募集に応じた市内在住、在学の一~三年生二十人が班ごとに、町田でもっと良くしたいことなどを議論した。
 男子生徒が町田駅周辺への一極集中の是正策として「老朽化した団地の壁面をカラフルに塗れば、インスタ映えして若者が来る」とのアイデアを披露すると、女子生徒が「めっちゃいい」と賛同。「図書館では勉強する気がしないのでカフェを設けてほしい」「屋外プールは寒いので室内にしてほしい」といった要望も上がった。
 道路・交通、治安・防災分野では「町田駅周辺以外は交通が不便」「道幅が狭い」「治安が良くない」など多くの意見が出た。今後、二回の会合を重ね、有識者の意見も踏まえて六つの対象事業を選ぶ。高校生のうち十八人は十一月の事業評価にも参加し、有識者や一般市民とともに作業に当たる。
 三年小泉香桃(こもも)さん(17)は初会合の後「市が自分たちの声を聞いて市政に反映させるのは、めったにない機会。町田に住んでいることを実感する」と感想を語った。市の担当者は「町田が若い人に選ばれるまちになるには、高校生の声は欠かせない。高校生にも自分たちの声で市政が変わることを体感してほしい」と話した。
 高校生の事業評価は日本ユニセフ協会から、子どもの意見を施策に生かしている「子どもにやさしいまち」の具体例の一つに選ばれた。

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