MRJ→「スペースジェット」 名称から「三菱」外し刷新

2019年5月29日 16時00分
 三菱重工業の開発子会社、三菱航空機(愛知県豊山町)は、開発中の国産初の小型ジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の名称を「スペースジェット」に変える方針を固めた。度重なる開発遅れの悪印象を払拭(ふっしょく)する。「三菱」の名前を外してイメージの刷新を図った形で、苦渋の決断となった。
 同時に、現在開発中の九十席の機体よりひと回り小さい七十席の機体の開発に本格着手する。ライバルであるブラジルのエンブラエルなどが同サイズの機体を手掛けるが、最大市場の北米の需要動向に合った戦略に切り替える。無線LANのWi-Fi(ワイファイ)設備など内外の仕様を一新する。需要地に近い北米での開発、生産も検討する。
 同社は一九六二年に名古屋空港で初飛行した「YS11」以来となる国産旅客機の開発を目指し、二〇〇八年から九十席の機体でMRJの事業化に着手。当初、一三年に初納入する予定だったが、五度延期された。

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