学童疎開の記憶 若い世代に きょう赤坂 当時の経験を語る

2019年6月30日 02時00分

「大切な記憶を残していきたい」と話し合いを続ける学童疎開資料センターの皆さん=港区で

 太平洋戦争の末期に東京などから地方に避難した「学童疎開」の経験者らでつくる「学童疎開資料センター」は三十日午後三時~四時、疎開経験者の話を聞く会を、港区赤坂四の赤坂区民センターで開く。入場無料。
 資料センターは、全国の疎開経験者ら約百人で二〇一三年六月に発足。経験者からの聞き取りや資料の収集を続けながら、全国各地で企画展を行ってきた。
 三十日は、現在の新宿区の旧津久戸国民学校から栃木県鹿沼市に集団疎開をした鵜沢良江さん(82)が、当時の写真二十枚などを持参。寺の境内で学校の友達と生活や勉強した様子を写真で紹介しながら、当時を振り返って話をする。
 会員の高齢化が活動の大きな壁となっており、代表の小林奎介さん(87)は「経験者の記憶を記録しておかなければ、永遠に消えてしまう。それだけでなく間違った解釈で事実を覆い隠し、戦争の美化につながることも考えられる。若い世代に真実を伝え、平和の大切さを訴えたい」と力を込めた。
 事前申し込みは不要。問い合わせは同事務局=電03(3771)5818=へ。 (市川千晴)

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