キレキレダンスで認知度アップへ 「浅草オレンジ通り商店街」MV制作し公開

2019年6月23日 02時00分

ポップな曲に合わせてダンスを踊るミュージックビデオのワンシーン。(左から)SALLiAさん、オレンテくん、オレンジ伯爵(浅草オレンジ通り商店街提供)

 お客さんに興味を持ってもらうには、まずエンターテインメントとして面白いものを-。こんなコンセプトで、浅草公会堂(台東区浅草1)前の「浅草オレンジ通り商店街」が、商店街のイメージキャラクター「オレンテくん」がプロのアーティストらとダンスを踊るミュージックビデオ(MV)を制作した。動画投稿サイト「ユーチューブ」で発信し、若い世代にアピールしている。 (井上幸一)
 MVは約四分で、オレンテくんと、USENの週間インディーズランキングで一位を獲得したアーティストのSALLiA(サリア)さん、大正期まで浅草のシンボルだった凌雲閣(浅草十二階)のイメージキャラクター・オレンジ伯爵が出演。SALLiAさんが歌うポップな「show must go on」の曲に合わせて、倉庫風のセットで本格的なダンスを披露する。オレンテくん、伯爵にふんしているのはそれぞれプロのダンサーの男女で、踊りはキレキレだ。
 商店街では今月、オレンテくんを普段飾っているスペースにモニター「オレンテレビ」を設置。オレンテくんが登場するかわいらしいアニメと、このMVを公開し、話題を創出している。
 商店街の前川典央理事長(52)は「まず、商店街の存在を認知してもらわないと、消費につながらない」とMVを制作した意図を説明。「企画段階だが、MVのダンスを、子どもたちにオレンジ通りで踊ってもらうことも検討している。それを見に来た家族やシニア世代に、喫茶店に立ち寄ったり、お土産を購入したりしてもらえれば」と、さらなる活性化策を練っていた。

オレンジ色の塗装がされている「浅草オレンジ通り商店街」。奥に見える茶色い建物が浅草公会堂=いずれも台東区で

◆100以上の案から命名

 浅草オレンジ通りは、雷門通り、伝法院通りを結ぶ南北の通り。商店街には、約40店舗が加盟。浅草公会堂の場所にかつて浅草区役所があったため、区役所通りと呼ばれていた。
 公会堂が区役所の跡地に落成(1977年)したのを機に改称。100以上の案の中から、覚えやすく、親しみやすく、フレッシュなイメージから、オレンジ通りとした。現在、通りはオレンジ色に塗装されている。
 イメージキャラのオレンテくんは、温かみのある手の形。公会堂前などに設置されている数々の「スターの手形」、商店街に多い伝統技術や手仕事の店の「職人の手」と、二つの手を象徴している。 

「オレンテレビ」の前に立つ前川典央理事長。このモニターで、ミュージックビデオも流されている

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