「魔女の宅急便」の原作者 角野栄子さんの功績を後世に

2019年5月30日 02時00分

確認書を交わした後、江戸川区役所で児童文学館について語る角野さん(区提供)

 江戸川区は今月、アニメ映画「魔女の宅急便」などの原作者として知られる区ゆかりの作家、角野栄子さん(84)と、角野作品を伝える児童文学館の区内での建設に向け、相互に連携を強化する確認書を取り交わした。 
 文学館は「なぎさ公園」(南葛西七)に建設予定。角野さんの夢や想像力あふれる世界観と、功績を後世に継承し、児童文学の素晴らしさを発信しようと、二〇二二年度中の開館を目指している。
 角野さんは、幼少期から二十代前半まで区内の北小岩で暮らし、区立中小岩小学校に通った。児童文学のノーベル賞ともいわれる国際アンデルセン賞を昨年受賞したことを受け、区では区民栄誉賞を創設し、第一号として角野さんを表彰した。
 二十三日に区役所を訪問し、斉藤猛区長と面会した角野さんは、予定地のなぎさ公園について「多くの花が咲き、自然のものがあふれている場所。とても品のいい公園」とコメント。江戸川の土手で寝転がり遊んだことなど、区内で過ごした子ども時代の思い出を語った。
 専門的見地から必要な提言、助言を行うとした確認書を区長と交わした後、角野さんは「子どもたちがワクワクするような魅力的なところにしたい」と意欲を披露。「江戸川が私の思い出の場所であったように、児童文学館が子どもたちの思い出の場所になれば」と笑顔で話した。

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