多摩市で広げる「未知」との交流 「若者会議」の学生がコミュニティーカフェ開設

2019年5月28日 02時00分

地域のつながりを目指して営業を始めた未知カフェ

 多摩市を「住みたい」「訪れたい」まちにしようと、市内外の学生らが同市関戸に地域とつながる活動拠点「未知カフェ-タマリバイバル」をオープンさせた。若い世代が話し合う「市若者会議」から生まれたアイデアで、開店費用はインターネットで資金を募るクラウドファンディングで捻出。学生らが催しや講座を企画していくことになっており、「新しい出会いの場にしたい」と張り切っている。 (松村裕子)
 未知カフェは、未知との遭遇の意味。タマリバイバルは多摩とたまり場、復活、多摩川を掛け合わせ、「さまざまな人が集まって交流することで、新しいプロジェクトを生み出したい」との願いを込めた。
 カフェは、市役所に近い鎌倉街道沿いにあるビルの地下一階の飲食店跡に構えた。広さ約百平方メートルで、金・土曜に営業する。若者会議の中心メンバー約三十人が運営し、交代で店番を担当。飲食業を営むコーディネーターの林田暢明さん(41)から教わった軽食や飲み物を提供する。自分たちの打ち合わせに使うのに加え、地域の人が立ち寄って若い世代と交流し、地域について語り合う場にする。
 若者会議は、多摩ニュータウンの高齢化が進む中、若い世代がまちの魅力を引き出して発信するため、市が二〇一七年度から三年間の計画で設置。市外の学生を中心に毎回六十~八十人が議論。そこで出たアイデアの事業化も目指す。
 カフェは一七年度に出たアイデアを元に、一八年度にクラウドファンディングで飲食店跡の改修費を募集。目標の百五十万円を上回る二百十五万円余を集め、開店にこぎつけた。若者会議終了後も自主運営で続けられるよう、飲食の売り上げで賃料を賄う計画だ。
 「地域や社会のためになるコミュニティーカフェを開きたかった」と話す中心メンバーの東京農工大大学院生、松島耕太さん(25)=府中市=は「多摩市で開くのだから地元の人に来てもらい、若い人と接点をもってほしい」と願う。農学を学んでいることもあり「カフェで地元農家によるこだわり農業の交流会を開きたい。農業から活性化の新しい動きが始まれば」と意気込む。
 営業日時など詳細は未知カフェのフェイスブックで確認できる。

未知カフェを「出会いの場にしたい」と話す松島さん=いずれも多摩市で

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