<新型コロナ>IT監視「隔離違反」1.8万人 自宅療養者3割、不満も ロシア

2020年5月23日 16時00分
 【モスクワ=小柳悠志】ロシアのモスクワ当局は、スマートフォンを利用した遠隔監視で、新型コロナウイルスの在宅療養者約一万八千人の隔離違反を認定し、計二億ルーブル(約三億円)の罰金を科した。大手紙ベドモスチが報じた。
 モスクワでは軽症者が当局提供の専用アプリをダウンロードする条件で自宅での療養が認められている。療養者はアプリで所在地を追跡され、アプリから在宅証明要求があれば、家の中で自撮りして一時間以内に指定されたアドレスに写真送信する必要がある。外出したと判定されると罰金や禁錮刑が科せられる。
 自宅療養者は六万人で、違反者はこのうち三割だった。就寝中で写真送信の要求に気づかず、罰金を科せられた事例もあるとみられる。アプリの不具合で誤って外出と判定されたとして不満の声も上がっている。
 モスクワでは一般市民の外出禁止措置も継続中で、違反者は罰として公立病院で百時間、強制労働させる案も出ている。

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