<新型コロナ>ワクチン開発計画118件 日本普及 来年以降か

2020年5月17日 02時00分
 新型コロナウイルスの感染を予防するワクチンの開発が世界中で活発に進められている。世界保健機関(WHO)が公表したリストによると、百十八の計画が進行中で、うち欧米や中国の八剤は人に投与して安全性や有効性を確かめる臨床試験(治験)の段階に入った。トランプ米大統領も軍民一体で年内の用意を目指す計画を表明。ただ専門家によると、日本国内の普及は来年以降になりそうだ。
 ワクチン開発は一般的にはまずウイルスの感染や増殖をどう防ぐのか検討し、候補となる化合物を選択。次に動物実験で問題が生じないか検証する。その後、臨床試験を行い、国の承認を受けて販売される。
 WHOのリストなどによると、米国ではウイルスの遺伝情報を利用する核酸ワクチンの開発が進められている。米バイオテクノロジー会社モデルナが国立アレルギー感染症研究所と共同で三月にRNAワクチンの臨床試験を開始。健康な四十五人を対象に二回投与して評価。食品医薬品局(FDA)の優先審査の対象に指定された。中国では病原性をなくしたウイルスを利用した不活化ワクチンなど四剤の試験が始まっている。
 国内では国立感染症研究所や東京大医科学研究所、大阪大などの六剤も掲載された。

関連キーワード

PR情報

国際の最新ニュース

記事一覧