カジノ 日本進出断念 米サンズ、横浜の有力候補

2020年5月14日 02時00分
 【ワシントン=金杉貴雄】米カジノ大手ラスベガス・サンズは十二日、日本のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業への進出を断念すると発表した。東京や横浜での事業に意欲を示し、特に横浜市が誘致を目指すIR運営事業者の有力候補とみられていた。
 アデルソン最高経営責任者(CEO)は声明で「日本におけるIR開発を巡る枠組みでは当社の目標達成は困難だ」と説明し、「日本以外での成長機会に注力する」と明らかにした。
 ブルームバーグ通信によると、サンズ幹部はIR整備法に不満で、ライセンスの有効期間が短く、政府や自治体による条件変更の可能性があり投資回収は難しいと判断したという。アデルソン氏は二〇一七年の会合では「投資規模は百億ドル(一兆七百億円)はかかるだろう」と語っていた。
 アデルソン氏はトランプ大統領の大口献金者としても知られ、トランプ氏が安倍晋三首相に対しサンズに日本参入の免許を与える検討を求めたと米メディアに報じられたこともあった。
 日本のIRを巡っては、米大手シーザーズも昨年八月に断念を表明している。

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