<米大統領選>民主党バイデン氏 大統領なら… 初の女性副大統領 誰に?

2020年3月22日 02時00分

(左上から時計回りに)カマラ・ハリス上院議員=ロイター・共同、ステイシー・エイブラムス氏=ゲッティ・共同、エリザベス・ウォーレン上院議員=ゲッティ・共同、エイミー・クロブシャー上院議員=AP・共同

 【ワシントン=金杉貴雄】米大統領選に向けた民主党候補者選びで指名獲得が濃厚な中道派バイデン前副大統領(77)は、副大統領候補に女性を指名すると確約している。十一月の大統領選で勝利すれば「初の女性副大統領」が誕生するだけでなく、将来の大統領候補とも見なされることになる。現在は十人以上の名前が挙がっている。
 大統領が死亡や辞職などで欠けた場合、副大統領が大統領に昇格する。実際にトルーマン(三十三代)、ジョンソン(三十六代)、フォード(三十八代)の各氏らが副大統領から大統領に昇格。バイデン氏は大統領選で勝利しても任期途中で八十歳を超える。激務が健康に悪影響を及ぼす可能性もあり、副大統領候補選びは重要性を増している。
 真っ先に取り沙汰されるのは党候補者選びでライバルだった上院議員三人だ。
 ハリス上院議員(55)は父がアフリカ系、母がインド系の移民で人種的にも民主党が重視する「多様性」を象徴する。昨年の討論会では人種問題でバイデン氏を激しく攻撃して注目されたが、今月支持を表明した。
 クロブシャー上院議員(59)は三日のスーパーチューズデー前日、候補者選びからの撤退とバイデン氏支持に回ることを明らかにした。低迷していたバイデン氏の劇的な復活を導いた立役者で、地元ミネソタは大統領選のかぎを握る中西部の州でもある。
 左派ウォーレン上院議員(70)は政策面で隔たりがあるものの、バイデン氏は今月電話で協議してウォーレン氏の一部政策を受け入れた。左派票の取り込みのため協力を求める可能性も指摘されている。
 共和党が強い南部ジョージア州の二〇一八年知事選で激戦を演じ脚光を浴びた黒人指導者のエイブラムス氏(46)や、大統領選の重要州の一つ中西部ミシガン州のウィットマー知事(48)、中南米系でネバダ州選出のマスト上院議員(55)、フロリダ州選出でウクライナ疑惑の弾劾裁判で検事役を務めたデミングス下院議員(63)も有力視されている。
 オバマ政権時代のスーザン・ライス元大統領補佐官(55)やイエーツ元司法長官代理(59)など、ほかにも複数の候補が挙がっている。
 民主・共和の米二大政党で女性が副大統領候補になったのは過去二度しかなくいずれも本選で敗退。歴代の副大統領は大統領同様、全員男性が占めてきた。

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