新型肺炎、死者170人に 中国全土に感染広がる

2020年1月31日 02時00分
 【上海=白山泉】中国国家衛生健康委員会は三十日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が中国国内で七千七百十一人、死者が百七十人になったと発表した。二十九日にはチベット自治区で感染者一人が確認され、中国全三十一省・自治区・直轄市に感染が広がった。
 世界保健機関(WHO)は三十日、専門家による緊急委員会を開催。新型肺炎の感染者が中国だけでなく世界各地で増加、拡大していることを受け「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言すべきかどうかを協議する。緊急委は二十二、二十三日にも開かれたが、この時は「時期尚早」として宣言は見送られた。
 中国国内では、感染の拡大を防ぐため映画館や観光施設などが営業を停止、飲食店などは営業時間を短縮するなどしている。イベント関係にも影響が出ており、中国サッカー協会は今季のシーズン開幕を延期することを決定した。
 中国共産党は二十九日、李克強(りこくきょう)首相をトップとする対策会議を開き、「感染は拡散段階が続き、感染が加速している地域もあり、厳しい状況だ」と分析。春節休暇が終わる時期に感染が広がらないよう、人の移動を控えるよう呼びかけた。

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