「暴露本」ボルトン氏弾劾証人尋問 与党2人賛成あと2人必要

2020年1月29日 02時00分
 【ワシントン=共同】米上院の弾劾裁判で、与党共和党のロムニー、コリンズ両議員が二十七日、野党民主党が要求するボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の証人尋問に賛成する意向を示した。ボルトン氏が近く出版予定の著書で、ウクライナ疑惑を否定するトランプ大統領弁護団と食い違う説明をしており、本人から話を聞く必要があると判断した。今週後半に予定される採決に向けて民主党が切り崩しを進めている。
 上院多数派の共和党から他に二人賛成に回れば、証人尋問実現に必要な過半数に達する。ロムニー氏らは他の共和党議員も証人尋問に関心を示していると説明している。
 一方、トランプ氏の弁護団は二十七日、バイデン前副大統領(民主党)の息子ハンター氏が、ウクライナ企業の役員として不当に高報酬を得ていたとの疑惑を追及し、当時現職だったバイデン氏が関与した可能性があると訴えた。
 民主党が求めるボルトン氏の証人尋問に対抗し、共和党内ではバイデン氏らを証人として呼ぶべきだとの声が上がっている。
 ロムニー氏は二〇一二年大統領選の共和党候補で、トランプ氏に批判的な発言で知られる。コリンズ氏はリベラル層の強い東部メーン州選出で、十一月の上院議員選で改選を迎え、トランプ氏に批判的な中間層の取り込みが課題となっている。
 米メディアによると、ボルトン氏は著書の草稿で、トランプ氏がウクライナ政府に対して軍事支援再開の条件として、十一月の米大統領選の民主党有力候補バイデン氏の調査を要求していたと指摘。一方、トランプ弁護団は軍事支援の見返りにバイデン氏調査を求めたことはないと否定している。

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