「復興の火」三陸を巡回

2020年3月23日 02時00分

三陸鉄道リアス線で運ばれる東京五輪の聖火をホームで見送る人たち=22日午前、岩手県宮古市の津軽石駅で

 東京五輪の聖火は二十二日、「復興の火」として東日本大震災の被災地、岩手県で展示された。三陸鉄道リアス線や、JR釜石線の「SL銀河」が聖火を運んで津波被害が大きかった沿岸部などを巡回。途中駅でも一般公開された。新型コロナウイルスの影響で出迎え行事が中止になるなどしたが、多くの人が訪れた。
 震災に続き、昨年の台風19号にも遭った三鉄は二十日に全線再開したばかり。宮古駅前(宮古市)での出発式典では震災犠牲者への黙とう後、達増拓也知事が「復興の誓いを火に込めて、岩手から送り出す」と宣言、聖火皿に点火した。
 山田町の陸中山田駅では雨の中、大漁旗を振って三鉄列車を歓迎。駅前のテントに聖火のランタンが展示されると、家族連れらが列を作って記念撮影した。大漁旗を準備した同町の松本龍児さん(68)は「自分たちも五輪に参加していると感じられた」と喜んだ。
 釜石駅(釜石市)ではSL銀河が三鉄列車をお出迎え。聖火をリレーされたSLは住民らに見送られて出発。遠野駅(遠野市)や終点の花巻駅(花巻市)でも展示が行われた。
 聖火は二十四日に福島県入り。二十六日にサッカー施設Jヴィレッジ(同県楢葉町、広野町)から聖火リレーが始まる。

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